

今回のお題
世田谷線ではバリアフリー化が難しい70形・80形・150形が廃止になり、全編成が300系に置き換えられた2001年、上町駅はホーム改修と同時に駅事務所である世田谷線管区建屋が建て替えられる事になった。
写真はちょうど、旧駅舎が姿を消した時点で収めた。
下高井戸方面ホーム脇から世田谷3号踏切を挟み三軒茶屋方面側改札方向を撮影した。
三軒茶屋方面ホームはまだ仮嵩上げでコンクリートは打ち込まれていない2001年12月23日の写真でる。
驚く事に、「ちょっと前の冬に撮影したなぁ」程度の記憶でしかなかったのだが、すでに13年が経過しており、個人的にも補足がほしかった事情も、定点大作戦にふさわしいお題であると感じた。
また、ちょっと意地悪のように感じてしまうのがこの310Fであるが、当時ピンクのラッピングであるのだが、地のカラーは違うのである。
この辺りのこだわりをどのように、たけぞう氏が示してくれるか楽しみである。
出題者 こーちゃん
最近矢継ぎ早にお題を提示してくるこーちゃん氏.今回は世田谷線である.
しかし,就職して生活の拠点が世田谷区内から多摩田園都市に移って以来,
世田谷線にはとんと乗る機会がなくなってしまったわけである.
でまぁ,写真の撮影場所はすぐわかったわけであるが,衝撃的だったのはその写真にセタカン(世田谷線管区)事務所が
写っていないことなのであった.え,俺ってそんなに長いこと世田谷線乗りに行ってないのか・・・.
指折り数えてみれば,片手では足りないほどの長期にわたり,世田谷線には乗っていないわけで,
その間にせたまる回数券もなくなり,世田管も建て代わり,世田谷駅も改築され・・・,と
その変貌ぶりには驚くことしきりであった.
さて,お題の写真は,世田谷線上町駅を発車して三軒茶屋へ向かう310Fである.
何年か前はラッピング広告車全盛で,310Fにも「サクマいちごみるく」のラッピング広告が施されている.
残念ながら(?)現時点では世田谷線には派手なラッピング広告編成は無いので,
コダワリを示すには,
(イ) 車体色を合わせる
(ロ) 車両を合わせる
(ハ) 運行番号を合わせる
くらいが妥当なところであろう.
しかし,衝撃的なことにお題の写真に写っている310Fは,車体の地色がピンクなのかと思いきや 実は青色系という罠があり,気づくまでに少々時間を要し,当該車両の撮影機会を逸しててしまったことを ここで正直に報告する.
というわけで,今回のお題の回答は,撮影場所が日陰であることもあって,明るい地色の車両で行うことにして,
見た目同色の305Fとすることにした.
シャッタータイミングが少々遅れて,踏切遮断機の柱が隠れていたりするが,
まぁコダワリ度としては中の下といったところであろうか.
さて,そんな回答の撮影画像とお題の画像を見比べてみれば,
世田谷線管区を含む駅舎が新築され,線路を挟んで建つ検修庫との間に橋が架けられるなど
ずいぶんと様相が変わっていることがわかる.
また,踏切動作表示灯と信号機の間には踏切防護用の特殊発光信号機が設けられ,
世田谷線においても安全性の向上策が採られていることに頼もしさを感じる.
やはり撮影が長期間にわたって行われないのは問題が多いので, たまには散歩を兼ねて世田谷線全線を歩き通すくらいのことをしないといけないな,と思いつつ, 今回のところは寒さに負けて世田谷駅から電車に乗ってさっさと引き上げたたけぞうでありました.(たけぞう)
